お知らせ
2023.06.09
教育通信を掲載いたします~教育通信第96号~
2023年5月29日(月)にがん研究会有明病院 看護部レベルⅠ研修①がおこなわれました。
【研修目的】がん治療の基礎知識と看護を身につけ、がん患者のニーズを捉える
【研修内容】
・入退院在宅療養支援について
・緩和ケア②せん妄とケア
・内視鏡治療について
・IVRについて
~参加者の感想~
*退院支援を行う際、患者自身がどこまで手助けをして欲しいのか、家族の意向と共に確認する事が重要であると学んだ。
*プライマリー患者が昼夜逆転をしており、時間がわからなくなるなどのせん妄症状があるため、昼夜のリズムをつけるなど、環境整備を実践していく。
*転倒リスクが高い患者に対してナースコール協力を呼び掛け、付き添い歩行をするという関わりを実施していたが、何故患者が転倒リスクが高くなっているのかという疑問を持ち、散歩の時間を作ったり、リハビリを導入するなど、患者の持つ力を医療者が奪わないようにすることが看護師として大切であると改めて感じた。
フィードバッククイズです
せん妄の直接因子でないものはどれですか?
①電解質異常
②ベンゾジアゼピン系薬剤
③感染症
④疼痛
【正解:④疼痛】
レベルⅠ演習
~参加者の感想~
*普段実践している体位変換が患者にとって負担になっていることを痛感した。
*キネステで学んだ体重移動を早速実践したい!
*こんなに看護師も安楽に移動する方法があると知らず驚いた!
キネステティク
経管栄養
挿管解除
レベルⅣチームアプローチ研修①
~参加者の感想~
*リーダー一人が指示をして先導するのではなく、集団が同じ目標をもちつつ一人一人が興味もち、自分で考えて動けるようになることが大切だと学ぶことができた。
*目標や目的もしっかりとメンバーに伝えていくこと、やりたいことの伝達だけではなく経過を確認しフォローを続けること、自らが率先して行う姿勢であることを意識して、取り組みを行っていく。
レベルⅣ臨床倫理研修①
~参加者の感想~
*がんサバイバーは様々な困りごとや不安なことを抱えているとあらためて学び、患者の話をよく聞いてその患者個人に合った対応を考えていきたいと感じた。
*「倫理」や「半年間取り組む」と思うと難しく考えすぎてしまい、何か目に見える成果を出さなければならないと考えてしまっていたが、まずは病棟スタッフの思いや考えを確認し、それから出来ることを考えていければ良いと分かった。