お知らせ

2022.10.13

教育通信を掲載いたします~教育通信第88号~

2022年9月にがん研究会有明病院 看護部入退院・在宅療養支援研修がおこなわれました。

    

 ~参加者の感想~

  【レベルⅣ(25名受講)】

    *がん患者の多くは就労しながら治療継続している方が多く、

     仕事がその人にとってどのような意味を持ち、どう私たちは

     支えなければならないか重要と感じた。

 

 

    *実際の在宅看護の現状を知ることが出来た。

     医療処置など訪問看護に移行するにあたりどこまで実施しないと

     いけないか、個別性を考慮し写真を使用するなどわかりやすくする

     工夫や自宅状況・家族のサポートを考慮して退院指導を行くことが

     必要であると感じた。

 

 

  【レベルⅢ(42名受講)】

    *退院支援の重要性、必要性は理解していたが自分がどのように

     関わっていくことができるかわからず地域連携室などに頼っていた部分が

     多くあったが今回研修で、病棟看護師として患者の近くで患者の思いや

     家族の思いを聞き情報共有していくなどといった重要な役割があると

     改めて感じ学んだ。

   

  【レベルⅡ(36名受講)】

    *治療早期から患者や家族の療養生活上のニーズを把握することで、

     のちの退院支援や転院支援の際に病棟看護師として医師やMSWへ

     具体的な情報提供を行うことができると考えた。そのために、

     今後はACPパンフレットを積極的に活用していきたい。

 

     


レベルⅡ 倫理的実践力研修

2022年10月7日(金)にがん研究会有明病院 看護部 レベルⅡ 倫理的実践力研修

(40名受講)がおこなわれました。

    

      

 ~参加者の感想~

  *各世代が、意見を述べる事での立場の変化や、そういった発言による

   不利益が起こりえる状況にならないようカンファレンスの場を改善して

   いく必要がある。中間世代である我々が、発言のサポートなどを行って

   いく事によって、積極的な意見交換が可能な部署へと変化させていきたい。

 

  *ケア活動は常に倫理的側面が伴っているという言葉が印象的で普段ケアを

   行っているときに倫理を意識したことはあまりなかったが、患者にとって

   何が最善であるのか、看護師としての役割は何か考えるきっかけとなった。

 

  *治療や病状説明の主体は患者さんであり、看護師は患者さんが自分らしく

   生きれるような治療の選択を行えるように援助するということを

   改めて学んだ。患者さんの価値観や思いを尊重し、患者さんにとって

   最善の治療やケアを提供できるような看護師になりたいと思った。


レベルⅢⅣ 家族看護研修

2022年10月11日(火)にがん研究会有明病院 看護部 家族看護研修

(24名受講)がおこなわれました。

    教育通信 第88号⑥

 ~参加者の感想~

  *家族看護を実践する場合は、相手の体験世界に立って、仮説を立てる、

   その仮説をもとに患者と関わりながら答え合わせをしていく必要がある

   ということが勉強になった。

  

  *コロナによる面会制限により家族との直接的な関わりの経験が少ない

   1~3年目スタッフが増えている状況ではラダーⅢ・Ⅳスタッフを

   中心として患者・家族ケアについてのありかたを示していく必要性

   を感じた。

  

  *看護師目線の良い家族やそのあり方ではなく、患者の本心、

   家族の行動の背景を捉えることの大切さを感じた。  

 

  *1人1人の物語をとらえ、仮設を立ててから全体的な相互関係を

   考えることで今までとは違う視点からのアプローチを考えられる

   ことを学んだ。