お知らせ
2023.04.20
がん看護ニュースレターを掲載いたします!
2023年2月25日(土)、26日(日)がん研究会有明病院清水看護部長が学術集会長となり、 第37回 日本がん看護学会が開催されました。今回は学会に参加された方の声をお伝えします。
【運営委員長より】
2021年春から、院内・院外のがん看護CNSを中心に企画委員会を組織し、 プログラムなどについて検討を重ねてきました。 4,860人以上(現地:約1,590人)に 参加していただき、充実した学術集会になりました。がん研有明病院看護部が社会貢献する機会にもなったことと思います。発表者のみなさん、座長をしてくださったみなさん、ご参加くださったみなさん、ボランティアスタッフのみなさん、企画委員のみなさん、ありがとうございました!
【学会発表を終えて】
テーマ:「がん専門病院における放射線治療中患者の看護カンファレンス実施状況調査報告」
2021年度の放射線委員会の取り組みについてがん看護学会にて発表しました。私にとって学会で発表することは初めてのことであり、抄録やポスター作成など慣れないことばかりで、決められた規格の中に、調査内容を正しく、見て頂いた方に伝わるよう表現することが難しく、苦戦しました。分からないことも多く、看護師長、副看護師長に最後までご指導、支援して頂き無事学会に登録、発表することができました。パシフィコで行われたがん看護学会に参加し、学びが多く、刺激を受けました。その中でこの学会で発表が出来たことに喜びと、達成感を改めて感じ、この貴重な経験をさせて頂いたことに感謝致します。
【ボランティアに参加して】
●私はクローク係を担当しました。他の病院の方と関わる事ができ、話しを聞くことで学びの姿勢を知ることが出来ました。今回の参加が、自分のモチベーションを上げる機会になりました。
●私の役割は司会だっため緊張もありましたが、皆様に励まして頂き、良い経験をすることができました。がん患者に対する看護の力の大きさ奥深さを改めて感じる機会となりました。学会のテーマでもある「がん患者の持つ力を見出し支援する」についてヒントも得ることができ、有意義な学会でした。
一般市民公開講座をWebで実施しました
今年度は、スマホアプリでお知らせを出した効果があり、患者さんや家族から多くの意見をいただきました。
・ACPをやってみようと思う
・気が楽になり安心感が得られた
・次回も楽しみにしています
・サポート体制があることが良い
・がん研の患者で良かった
・アプリで知らせてもらえて良かった
など、前向きな意見を多くいただきました。
来年度も多くの方に参加していただけるようにしたいと思います。
2022年度の専門基礎コースの研修について
2022年度の全専門基礎コースの研修を終えました。
・化学療法 47名
・がん性疼痛 60名
・放射線療法 40名
・手術療法 35名
専門看護コースは各領域において、基盤となる知識・技術・態度を身に付ける事を目的としています。日ごろの実践に関する裏付けや近年の動向を知る機会になるような内容になっています。基礎コースはラダーレベルに関係なく受講が可能です。来年度も開催されますので是非自己のスキルアップに活用していただけたらと思います。
第10回キャリアデザインなび 実施報告
摂食嚥下障害認定看護師より、 摂食嚥下障害看護認定看護師を目指したきっかけ、認定看護師教育課程での研修の様子や研修中の生活、これからの展望についてお話しいただきました。(参加者11名)
認定看護師教育課程B過程は、特定行為区分「栄養及び水 分管理に係る薬剤投与関連」が組み入れられています。講義や患者役を体験しながら学ぶ演習、病院での実習を経て摂食嚥下障害看護の知識や技術、臨床推論力や病態判断力など多くの学びが得られたそうです。参加者からは、「摂食嚥下機能が低下した患者の看護に興味が深まった」という感想がありました。摂食嚥下障害看護の魅力が十分に参加者へ伝わる講演となりました。